NAKATSU GIN(かやの実 1st)
¥3,850
SOLD OUT
■使用ボタニカル:かやの実(岐阜県恵那市産、遠藤家のかや)
ジュニパーベリー(北マケドニア産)
チコリルート(長野県産、北海道産)
■ベーススピリッツ:自社生産チコリスピリッツ(岐阜県中津川産)
単式蒸留焼酎(長野県、喜久水酒造)
■品目・品種 :スピリッツ・ジン
■内容量:500ml
■アルコール分:50%
■保存方法:常温
■製造者:株式会社サラダコスモ
中津川蒸留所
■商品特徴
NAKATSUGINの地元、中津川市や恵那市の山中には榧(かや)という木が多く自生しています。
かやの木はかなりの巨木になる針葉樹です。
この地域では古くから民家のシンボルツリーとして、庭に残されていたようです。
そして、この木になる実の種子はアーモンドのようで、フライパンで炒って食べる風習が今でも残っています。
苦みがありますが、濃厚で、自然の風味で、どこか懐かしい味。
今回お世話になったのは、恵那市笠置町の山のふもとにある、昔の元庄屋さんでもある、
遠藤家のかやの木です。
このかやの木は二本あり、岐阜県の天然記念物に指定されています。
そして、二本の木の根元には大きな空間があり、言い伝えによると、そこには平家の落ち武者が身を隠していたと伝えられ、銅でできた手鏡も出土しています。
見た目も大変神々しい、何かが宿っているような風格のある木なのです。よって、樹齢は800年?かな…。
毎年、9月ごろになると美しい緑色の実がなり、自然に落下してきます。それを集めて
果肉をむき、種子はお菓子屋さんへ、そして、果肉はNAKATSUGINのボタニカルとして、分けていただいたのです。
私はずっと前からこの果肉の香りの素晴らしさに圧倒されていました。グレープフルーツ、もしくはパッションフルーツのような、非常に強い柑橘系の香りがあるのです。
しかし、ジンに使えるだけの量を確保できる木が見つかりませんでした。
それが、昨年、柚子を使わせてもらっている組合の方から、
「かやの実がたくさんとれる木がある遠藤さんを紹介しますよ」
と教えてくださり、ようやくご縁がつながったのです。
早速収穫して、蒸留しましたが、ワンシーズンだと、やはりちょっと少ないんです。
よって、一年待って、今シーズンのかやの実の蒸留液と合わせて、
ようやくファーストバッチのリリースとなりました。(なので2ndバッチは一年おきになるかも)
予想通り、ものすごい柑橘系の香りが出ました。今までに感じたことのないくらい強い柑橘。
しかし、フルーツ系の柑橘とは何か違うんです。針葉樹の実たる所以でしょうか、森がいるんです。
オイリーな重厚感とウッディなアロマ感のような、爽やかとは違った森の木々が感じられます。
NAKATSUGINのフルーツの柑橘系のジンとは全く違って、森の奥深くから迫ってくるような深淵なる
不思議さを感じざるを得ません。
よって、ゴクゴクと爽快に飲むような感じではないかもしれません。一杯飲めば十分かもしれません。
カクテルのベースにしても、ものすごい主張をしてくるかもしれません(使えないかも…)。
少量のアレンジ次第で十分な個性を発揮するかもしれません。もしかしたら、もう飲みたくない!?
なんて感じる人もいるかもしれません…。きっと好き嫌いがはっきり分かれるんじゃないでしょうか。
炭酸割りがいいのか、トニックがいいのか、カクテルベースがいいのか。分かりませんが、この不思議なかやの実のジンを(良かったら)、一度味わってみてください。
※かやの実は油分が多いのでかなり白濁します。
飲酒は20歳になってから。
飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
※「NAKATSU GIN」は主原料を多めに仕込んでいる為、品温が下がる季節には白く濁ることがあります。また、氷を入れたり、水やソーダで割るとかなり白く濁りますが品質には問題ありません。
国産の地元農家中心の果実などを使って少量生産しています。
完売となった場合は次のシーズンの生産までお待ちください。










